給湯器のエラーコード「760」とは?原因や対処法を解説
精密機械である給湯器はさまざまな不具合や故障が発生することがあります。
エラーコードが表示され、給湯器が使用できずにお困りの方もいるかと思います。
そこで今回はエラーコードの1つである「760」について、原因や対処法、修理費用など詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
給湯器のエラーコード「760」とは?
エラーコード「760」とは、給湯器本体とリモコンの通信に何かしらの不具合が生じている状態です。暴風雨や落雷などで、給湯器内部の基盤やリモコンなどの燃焼制御回路が故障すると、正常に情報を送れなくなります。給湯器本体とリモコンは専用の配線によって繋がっている為、ボタンを押しても作動しなくなってしまいます。
このような不具合が発生した際に、エラーコード「760」が表示されます。また、給湯器周辺からガスの臭いがしたり、煙が出てる場合には、ガス漏れや火災の危険性もあるので、すぐに給湯器の使用を中止し、専門業者へ連絡して下さい。
エラーコード「760」の原因は?
エラーコード「760」が表示される原因はさまざまですが、一般的に下記のような状況が考えられ、故障している部分の修理・交換が必要となります。
- 給湯器本体の配管の故障
- 給湯器本体の配線やセンサーの故障
- リモコン本体の故障
故障が起きる原因の1つが天候の影響です。暴風雨により、給湯器内部が浸水してしまったり、落雷が原因で、電子回路や配線などが故障することもあります。
また、経年劣化による故障の可能性もあります。給湯器の寿命は約10年と言われており、これを過ぎると経年劣化による故障リスクは高くなりますが、設置環境により短い使用期間であっても劣化を早め、故障してしまう事もあります。
エラーコード「760」の直し方・対処法
ここでは、エラーコード「760」が表示された場合の直し方・対処法を解説します。まず、給湯器のリセット作業を行いましょう。軽微なエラーの場合、リセットすることにより、通信の不具合が解消される可能性があります。下記、リセット手順となります。
- 給湯器とリモコンの運転を停止する
- 給湯器本体の電源プラグを抜き、電源をオフにする
- 10秒ほど経ってから再度電源プラグを差し込み、電源をオンにする
- お湯が出るか確認する
リセット作業を行ってもエラーコードが消えない、繰り返しエラーコードが表示される場合は、専門業者へ連絡し、修理・交換の依頼をしましょう。また、戸建てではなくマンションなどの集合住宅の場合、給湯器がコンセントではなく、電源がブレーカーに直接接続されている場合があります。このケースはご自身で対処するのは難しく、大変危険です。大家さんや管理会社などへ連絡し、対応してもらう必要があります。
故障の場合の修理費用について
給湯器でエラーコード「760」が表示されてしまった場合、修理には20,000円~60,000円程度の費用が掛かります。修理費用に幅がありますが、給湯器の種類・型式、交換が必要な部品、修理箇所によって異なる為です。以下が修理費用や、考えられる故障部品の例となります。
【修理参考例】
●ガス給湯器 ・・・ 15,000円~50,000円
●石油給湯器 ・・・ 15,000円~50,000円
【考えられる故障部品】
●リモコン本体 ・・・ 18,000円~40,000円
●電気系部品 ・・・ 10,000円~45,000円
●燃焼系部品 ・・・ 15,000円~30,000円
●水制御装置 ・・・ 10,000円~35,000円
この他に、出張費や故障診断料など、各業者によって追加で費用が発生する場合がございます。複数の専門業者に見積りをとり、相場を知ることも重要です。また、給湯器が保証期間内であれば、無償で修理できる可能性もありますので、修理依頼をする前にチェックしましょう。
給湯器のエラーコード「760」が表示されたら
ここまで、エラーコード「760」について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。給湯器本体とリモコンの通信がうまくいかなくなると、エラーコード「760」が表示されることがあります。原因をしっかりと理解し、適切な対処法を知っておくことは、給湯器を快適に使用するうえで重要です。
また、エラーコード「760」などの給湯器の不具合の発生を予防するには、定期的なメンテナンスを行い、配管の点検やシステムのチェック、清掃などをする事が大切です。これにより、異常な部分など早期発見できれば、深刻なトラブルや災害を防ぐ事にもなります。
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