シャワーのお湯だけ水圧が弱いのはなぜ?原因と対処法を解説

シャワーのお湯だけ水圧が弱いのはなぜ?原因と対処法を解説

長い期間シャワーを使用していると、「お湯だけ水圧が前よりも弱くなった気がする」と感じることがあるかもしれません。

シャワーの水圧が弱いと、キレイに流せていない気がしたり、流すのに時間がかかってしまったり、リフレッシュするはずの入浴がストレスになってしまいますよね。お湯だけ水圧が弱くなるのは、給湯器が原因の可能性がありますが、シャワーヘッドや水道管が原因の場合もあります。

ここでは、シャワーのお湯だけ水圧が弱くなる原因と対処法を解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

 

シャワーのお湯だけ水圧が弱くなってしまう原因

シャワーのお湯だけ水圧が弱くなってしまう原因

シャワーのお湯だけ水圧が弱くなる原因として考えられるのは、「給湯器」「シャワーヘッド」「水道設備」の3つです。ここでは、その3つのケースについて解説していきます。

 

①給湯器の場合

給湯器の容量が不足している場合、シャワーのお湯だけ水圧が弱くなります。給湯器の容量は号数で表され、大きければ大きいほどたくさんの水を早くお湯にすることができるのです。適正号数より小さいサイズの給湯器を使用していて複数個所でお湯を使用した場合、お湯だけ水圧が弱くなる場合があります。

また、貯湯式の給湯器を使用している場合、どうしても水圧が弱くなってしまいます。貯湯式の場合、水道水を一度タンクに貯めて、温めてから必要に応じて給湯する仕組みになっています。そのため、水道の水圧のままタンクに貯めてしまうと、破裂してしまう可能性がある為、減圧弁という装置で圧力を下げ水を貯めていくので、直圧式と呼ばれるタイプの給湯器に比べ、水圧が弱くなるのです。

さらに、給湯器本体が故障していて、シャワーのお湯だけ水圧が弱まっているケースもあります。給湯器の寿命は一般的に約10年とされており、それを超えると故障のリスクが高まり、様々な不具合が生じることがあるのです。シャワーのお湯だけ水圧が弱くなってしまう他に、「お湯の温度が安定しない」「異臭、異音がする」「給湯器本体から煙が出ている」といった症状が出ている場合、給湯器本体の故障が考えられます。

 

②シャワーヘッドの場合

シャワーヘッドの散水板にはたくさん小さい穴が開いています。その穴に水垢やゴミが詰まっているとお湯の出が悪くなり、水圧が弱くなってしまいます。

シャワーヘッドとホースの付け根部分に、「ストレーナー」という部品があります。ストレーナーは水をろ過する役目があり、長年使用することで水垢やゴミが詰まってしまいます。

 

③水道設備の場合

シャワーの水圧が弱くなっている場合、水道管や給水管に水漏れが発生している可能性があります。例えば、地震や凍結などの自然災害により、それらが破損してしまうこともあります。理由もなく水道料金が上がっている場合は、水漏れを疑ったほうがよいかもしれません。

また、止水栓が閉まっていると水圧が弱くなります。シャワーやトイレ、洗面台などの水回りに個別に設置されており、水の流れを調整したり、止めたりする為の栓のことです。点検や工事の後、この止水栓が閉められている場合があります。

 

シャワーのお湯だけ水圧が弱い時の対処法

シャワーのお湯だけ水圧が弱い時の対処法

シャワーのお湯だけ水圧が弱い場合の対処法をご紹介していきます。
まずは以下の方法を試してみて下さい。

 

お湯の使い方を工夫する

給湯器の容量が不足していたり、給湯パワーが弱かったりする場合には、同時に複数個所でお湯を使用しないよう工夫してみましょう。入浴中はシャワーだけを使用することで水圧が改善することがあります。お湯を使いすぎるとシャワーのお湯だけ水圧が弱くなることもあります。

貯湯式の場合、タンクに貯められたお湯を使いすぎると湯切れ状態になり、急にお湯が出なくなったり、シャワーのお湯だけ水圧が弱くなったりといった症状が起きてしまいます。貯湯式の給湯器は夜間に自動でお湯を沸かしてくれるので、翌朝には通常通りお湯が使用できたり、水圧が戻ったりするはずです。

 

シャワーヘッドを掃除、または交換する

シャワーヘッドの散水板とストレーナーと呼ばれるフィルター部分に付着している水垢やゴミを除去することで、シャワーの水圧が元に戻る場合があります。散水板の穴をスポンジやブラシなどでキレイにしましょう。

それでも目詰まりが取れない、水圧が元に戻らない場合は、シャワーヘッドを新しいものに交換しましょう。

 

水道設備を確認する

まずはシャワーの止水栓を調整してみましょう。浴槽の近くや、蛇口付近に設置されていますので
マイナスドライバーを使い左に回すと栓が開いて水圧が元に戻るでしょう。シャワーからの水量を確認し、適切な水圧になったら完了です。

もし、止水栓を調整してもシャワーのお湯だけ水圧が弱く改善されない場合、水道管や給水管が破損し、水漏れを起こしている可能性があります。水道管や給水管は地中や壁に設置してあるのでご自身での調査や修理が困難となります。専門業者へ連絡し、点検・修理を依頼して下さい。

 

シャワーのお湯だけ水圧が弱い場合には

シャワーのお湯だけ水圧が弱い場合には

シャワーのお湯だけ水圧が弱い場合、給湯器本体や、ユニットバスごと交換する必要があるのではと思われるかもしれませんが、原因や劣化状況によっては部分的な修理で改善できることもあります。修理が必要かどうか調査し、適切な処置を行ないましょう。

また、シャワーのお湯だけ水圧が弱い場合、給湯器の故障や寿命も考えられます。給湯器の稼働年数を考慮したうえで、正常にお湯が出る給湯器への交換も検討しましょう。給湯器の点検、修理、交換をお考えの方は日東エネルギーへお気軽にお問い合わせください。

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