給湯器のリモコンが点滅してお湯が出ない原因は？対処法も解説
給湯器のリモコンが点滅してお湯が出ないけれど、原因や対処法がわからずお困りではないでしょうか。お風呂や料理に欠かせない給湯器がいきなり不具合を起こすと、不便に感じますよね。
給湯器のリモコンが点滅していてお湯が出ないときは、給湯器本体や給湯器にかかわる設備の故障が考えられます。
この記事では、給湯器のリモコンが点滅する原因とお湯が出ない場合の対処法について解説します。給湯器の不具合に困っている方は、ぜひご覧ください。
給湯器のリモコンが点滅する理由・原因
給湯器のリモコンが点滅する理由や原因は、主に下記の３つが考えられます。
- ガス漏れ
- 水漏れ
- 安全装置が作動している
それぞれ解説します。
ガス漏れ
ガス漏れが原因で給湯器の安全装置が作動し、リモコンの点滅で異常を知らせている可能性があります。ガス漏れは、ガスを供給するゴム管が外れたり、ゴム管が劣化したりすることで起こります。
まずは、部屋や給湯器本体の近くで、ガスの臭いがしないか確認しましょう。異臭を感じた場合は、すぐに部屋を換気してガスの元栓を閉めてください。
ガス漏れの可能性があるときは、修理や交換が必要です。なるべく早く専門業者への依頼をしましょう。
水漏れ
リモコンパネルの点滅は、給湯器の内部で起こる水漏れが原因の可能性もあります。
蛇口からお湯がまったく出なかったり、水の出がいつもより悪かったりする場合は、水漏れが発生しているかもしれません。
水漏れは、経年劣化で部品が壊れてしまったり、取り付けが緩んでいる部分に負担がかかったりすることで起こります。
給湯器の内部で水漏れを放置すると、ガスの不完全燃焼が起こり一酸化炭素が発生する危険があるため注意しましょう。
安全装置が作動している
安全装置が作動し、給湯器のリモコンが点滅している可能性があります。
不完全燃焼や凍結破損などを防ぐために安全装置が作動し、センサーが異常を検知すると給湯器が使用できない状態になります。
ガス漏れ、水漏れが当てはまらない場合は、給湯器の安全装置を確認してみましょう。夏場に給湯器本体が異常に熱くなったり、寒い冬に一定の温度を下回ったりすると、安全装置が作動しやすいです。
安全装置が作動した場合は、自分で再起動をおこなわず、まずはメーカーや専門業者に連絡をして適切な対処法を確認するのがおすすめです。
点滅表示でお湯が出ない場合の対処法
給湯器のリモコンが点滅してお湯が出ない場合の対処法は、以下の３つです。
- エラーコードを確認
- 再起動してみる
- 専門業者に依頼する
詳しく説明します。
エラーコードを確認
給湯器が異常を検知したときは、給湯器のリモコンに数字やアルファベットでエラーコードが表示されます。表示されたエラーコードがどのような異常なのか、給湯器の取扱説明書で確認しましょう。
自分で解決できる簡単なエラー内容であれば、取扱説明書にしたがって対応します。取扱説明書が手元になく、何が原因かわからない場合は、給湯器のメーカーに問い合わせて確認しましょう。
また、取扱説明書に沿って対処してもリモコンの点滅が止まらない場合は、他の原因が考えられるため、業者に点検や修理を依頼してください。
再起動してみる
給湯器のリモコンが点滅してお湯が出ないときは、ガス漏れや水漏れがないことを確認したうえで、給湯器の再起動を試してみましょう。
給湯器の電源を落とし、３分ほど待ってから電源を入れ直します。電源の入れ直しで点滅表示が直らないときは、電源プラグを差し直すとよいかもしれません。
リモコンのエラーで点滅している場合は、再起動で復旧することが多いです。改善しない場合には、給湯器本体の故障や経年劣化が原因の可能性があるため、修理業者やメーカーに修理を依頼した方がよいでしょう。
専門業者に依頼する
エラーコードを調べて、専門業者に連絡することが推奨されているときや、ご自身で対応できないときは、専門業者に復旧を依頼しましょう。
無理に自分で修理しようとすると、火災などの大きな事故につながる可能性があります。
専門業者に連絡するときは、給湯器の状態のほかに、給湯器の型番や購入日を聞かれる場合があるので、あらかじめ用意しておくと依頼がスムーズに行えます。
給湯器が故障している場合の修理費用について
給湯器が故障している場合は、専門業者による修理が必要です。修理の費用は、給湯器の故障部分や、必要な部品によって変動します。
修理する部分ごとに分けた給湯器の費用相場を、以下の表にまとめました。
| 操作リモコンの不具合 | 16,000円～38,000円程度 |
| 燃焼系の不具合 | 17,000円～33,000円程度 |
| 水制御系の不具合 | 10,000円～35,000円程度 |
| 電気系統の不具合 | 6,000円～46,000円程度 |
| 安全装置の不具合 | 7,500円～58,000円程度 |
給湯器の修理費用は、部品代のほか、技術料と出張費を含めて計算しています。そのため、給湯器の故障箇所によって、修理費に変動があるのが特徴です。
特に、安全装置の修理は安全性にかかわる重要な部分のため、必要な部品代や技術料は他の箇所よりも高くなります。
給湯器を購入したメーカーの保証期間内であれば、修理を依頼すると安く済むことがあるので、問い合わせてみましょう。
修理箇所が多かったり、古くて修理ができなかったりする場合は、修理ではなく交換になる場合もあります。いくつかの業者で見積もりをおこない、費用対効果を踏まえて検討しましょう。
給湯器が点滅していてお湯が出ない場合には
給湯器のリモコンが点滅していてお湯が出ないときは、ガス漏れや水漏れ、安全装置の作動などが原因の可能性があります。
給湯器リモコンの点滅に気がついたら、まずは使用をやめて、給湯器に異常がないか確認することが大切です。
エラーコードを確認した上で対処したり、再起動したりしてもリモコンの点滅が直らない場合は、給湯器の専門業者に修理や点検を依頼しましょう。
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