給湯器の故障？原因と対処方法を解説！

給湯器が故障したときの症状は？

給湯器が故障したときの代表的な症状は、以下の5つです。

水・お湯が出なくなる
お湯の温度が不安定になる
お湯にならずに水だけが出る
異臭・異音が発生する
水漏れが発生する

給湯器が故障するとこれらの症状が出ますが、故障の原因はさまざまです。

給湯器が故障する原因は？

給湯器が故障する原因を症状別に見てみましょう。

水・お湯が出なくなる場合

水もお湯も出ない場合は、水道管の凍結、蛇口の故障などが考えられます。ただし、単に水道の止水栓や家の元栓が閉まっていることが原因の場合もあるので注意しましょう。また、断水していないかどうかもあわせて確認するようにしましょう。

お湯の温度が不安定になる場合

お湯の温度が不安定になる原因として考えられるのは、給湯器本体の故障です。また、優先切り替えができるリモコンを使っていてリモコンの設定を優先している場合、本体で設定温度を変更できなくなるので故障と間違えないように注意しましょう。

お湯にならずに水だけが出る場合

水は出るのにお湯が出ない原因は、給湯器本体が故障していることが考えられるほか、ブレーカーやコンセントなどの電気系統の不具合も考えられます。停電しているときも給湯器からはお湯が出ません。また、ガスが供給されていないケースも原因として考えられます。

電気やガスの供給が止まっている場合は、給湯器にエラーコードが表示されたり、ランプが消えたりするので簡単に判断できます。

異臭・異音が発生する場合

給湯器から異臭、特にガス臭がする場合は、給湯器や配管部分からのガス漏れの可能性があります。着火時にガスの臭いがするだけなら問題ありませんが、着火してからもガスの臭いがしている場合は、ガス漏れや不完全燃焼を起こしている可能性が高いのですぐに給湯器を止めるようにしましょう。

ガス給湯器からの異音はそれ自体は故障を招いていなくても、故障の前兆であることが多いので注意が必要です。普段の動作よりも音が大きい場合や明らかに異常な音がなる場合は、即座に点検・修理を依頼しましょう。

水漏れが発生する場合

水漏れの原因として考えられるのは、配管で使われているパッキンの劣化やナットの緩みなどが考えられます。これらの不具合は経年劣化とともに起きがちです。また、冬場だと水の凍結による破損が考えられます。配管内の水が冷たい外気の影響を受けて凍結することで中で膨張してしまい、配管に亀裂が生じてしまうのです。

給湯器の故障を放置するとどうなる？

故障した給湯器を放置していると、お湯が出ない・温度が安定しないなどの不便があるだけでなく、人命にも危害を及ぼす可能性があります。

たとえば、ガス漏れや不完全燃焼などはガス中毒や一酸化炭素中毒を引き起こす原因になりますし、漏れたガスに引火すると火災や爆発などにつながる可能性もあります。

給湯器の故障や不具合に気づいたら決して放置せずに、早めに修理や交換を依頼するようにしましょう。また、給湯器は10～15年程度は利用できると言われていますが、長く使うほどに部品の劣化が進み、上記のようなリスクが増大していきます。したがって、10年を経過したくらいを目安にして給湯器の点検をしてもらうことも大事です。

給湯器が故障したときは交換？修理？

給湯器が故障したときは、交換と修理の2つの対応方法があります。

交換が望ましいのは、以下のような場合です。

使用を始めてから10年以上経過している
人命に伴う不具合が発生している

一般的に給湯器は10年以上利用すると交換の目安となります。部品の劣化が進み、致命的な故障につながる可能性が高まるだけでなく、メーカーが修理用の部品を持っていないケースもあり得るからです。

また、人命に伴うような不具合が出ている場合も交換のサインです。たとえば、異音や異臭などは人命に影響が出る可能性の高い不具合になります。このような不具合が出ている場合は、即座に交換することをおすすめします。

修理が望ましいのは、以下のような場合です。

給湯器が保証期間内の場合
給湯器本体以外の不具合の場合

給湯器は保証期間内であれば、メーカーが修理費用や部品交換費用をすべて負担してくれるので、購入者の負担は必要ありません。また、給湯器本体以外の不具合、たとえば配管の劣化などは、劣化した部分だけを交換すればよいので、給湯器を交換する必要まではありません。

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給湯器は水、電気、ガスを扱うので、故障したまま放置していると人命や家屋をリスクに晒す可能性があります。そのため、給湯器を使用する際には、故障を未然に防ぐための定期的な点検・メンテナンスはもちろん、故障時には素早く交換するなどの対応が必要です。また、急なトラブルを避けるためにも、10年くらいを目安に給湯器を買い替えることも検討するとよいでしょう。

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